止められないしんちゃん

日記のタイトルを読んで「なんだこれは」と思うかもしれない。これは韓国のクラウン製菓という会社が販売しているお菓子の名前である。モチーフはもちろんあの「クレヨンしんちゃん」である。
朝鮮日報によると、もともとこの会社は日本企業と契約して、このしんちゃんの菓子を販売したのだが、契約切れの際に更新をしなかったらしい。なら販売を終了すべきなのだが、クラウン製菓はこの「止められないしんちゃん」という名義をナント独自に商標登録申請中なのだという。もしこれが認められたら実にあきれた話である。
面白いのは契約が切れたところで、ロッテ製菓が日本企業と新たに契約し、この「止められないしんちゃん」名義の菓子を販売し始め、現在クラウンとロッテで訴訟中だという。*1笑える話だが、契約している以上ロッテが勝訴とならなければおかしな話である。そもそも著作権料をケチろうとしたクラウン製菓に問題がある、現時点ではそう受け取れる。
なんにしても、どちらの会社もきちんと最初は日本と契約はしたわけだから、中国とは雲泥の差である。中国は日本企業の登録申請を認めずに、堂々と中国企業にしんちゃんグッズをパクらせて、今も売らせているのだから。

*1:商品名が一緒というのはちとずるい気もする。クラウンが怒っているのはそこかもしれない