力をこめて、新たな一歩をふみ出していける、そんな一日。

昨日は平井堅のコンサート(さいたまスーパーアリーナ)に行ってきました。
私のなんかもう仕事ばかりしかしていない毎日を心配してくれた心優しき女性が、わざわざ招待してくれました。本当にありがとう。

ライブは本当に久しぶりで、たしか記憶に残っている最後に行ったライブは米米の武道館コンサート。いつだったっけと調べてみたら1993年! 12年ぶり!?マジで?それまでは年間数本のライブには行ってたというのに、確かにこのころに塾を開いているからそうなのかもしれないなぁと納得。

とはいえ昨日は仕事の会合も午後からあって終了したのが夕方5時!あとライブまで1時間しかない!渋滞も軽めですんでなんとかギリギリ間に合いましたよ。場内に入った瞬間1曲目でしたが。




一度行きたかった、平井堅のライブ。
場内すごい人だった。18,000人だって。
なんか本当にすごい存在になってるんだ、平井堅
そう思ったとき、すごい感傷がこみ上げてきた。


デビュー曲はドラマのエンディングだったけど、その後はずっと不遇で。でもテレビでふと流れていた「横顔」という曲が気に入って、もしカラオケであった時はいつも歌ってた。あの頃はPrecious Junkしかカラオケに入ってないことも多かったから。


「ねぇ、その曲いい曲ね。誰が歌ってるの?」
「知ってるかな、平井堅、って言うんだけど」


いつも、ほんのちょっとだけ期待していた。
誰かが「知ってる!私も大好きなの!」と言ってくれることを。


でもその期待は、いつもかなえられることはなくて。
返ってくるのは「知らなぁい」「誰、それー?」という答えばかり。


「でも、いい曲だろ?」
「・・・うん」
「好きなんだ、この曲。 覚えといて、平井堅。」
「・・・うん。」



それから5年。
新聞で久しぶりに目にした彼の名前と、「楽園」が注目されているという記事。
あの記事を見たときの喜びは今も忘れない。

「よっしゃぁ!」

やったじゃん、平井堅
すげぇよ、平井堅




今、目の前で、平井堅が歌っている。
そして大勢の観客が、その姿をじっと見つめている。

隣にいた女性の二人組が、バラードがかかるたびに喜びとため息が入り混じった声を上げる。
きっと若い夫婦に連れてこられたのだろう、「まだ終わらないのー?」と帰りたそうにしていた子供が、Love Love Loveを耳にして踊っている。


周りで起きているすべてのことが、奇跡のようだった。
5年以上前のあの頃の想い出が、すべて何かの嘘であったかのように。


コンサートが終わった後も、しばらく場内を見つめていた。
大勢の人が満足げに帰っていく姿を見て、平井堅が本当に多くの人にとって、大きな存在になったんだなぁって、そう思わずにはいられなかった。


ホント、すげぇよ。
ホント、良かったね。


仕事が忙しくて、行くことすらできなかったKen's Barだけれど。今日、本当に大きくなった平井堅を初めて見て、なんかすげぇうれしかった。

なんか明日から、新たな気持ちで仕事が頑張れそうな気がした。


平井堅様。
デビュー10周年、おめでとう。


そして、ありがとう。