求められていることとやりたいこと。

そういえば昨日の授業の休み時間、中3の生徒たちに「ファンタスティポは剛くんの肩払いがいい」といったところ、剛ファンの生徒ユイが「あれ毎回違うんですよね」とひとこと。
「あ、やっぱ毎回違うの?」
「番組ごとに違いますよ。」

ということはやっぱり堂本剛はあれを狙いでやっていたわけで、なかなかそれが出来るアーティストがいなかったことを考えると、(Kinki Kidsではできないことだから)トラジ・ハイジにはもうちょっと活動してもらいたいと思う次第。

今書いたことは本当に難しいところで、せっかく堂本剛がそういったほうの才能を持っていたとしても、それをKinki Kidsの曲の中で出すことは出来ないし、やらないほうがいいと思うわけです。
なぜならおそらくファンがKinki Kidsの歌にそれを求めていないと思うから。

剛ファンの方はもちろんそういった堂本剛の笑い感性をひっくるめて好きなんだろうけど、Kinki Kidsの振り付けにトラジ・ハイジ的要素を持ち込まれるのには賛成しない人も多いと思うんです。ましてや光一ファンの中でも王子様としての堂本光一、を求めている方たちがそれをよしとはしないでしょう。
何事もバランス。あの二人のキャラバランスをファンは受け入れてきたわけで、そういう微妙なバランスを変えないことが長く続けるための秘訣だといえます。
この辺ファンの人の意見を聞いてみたいところ。

話をトラジ・ハイジに戻しますが、一度あそこまで当ててしまうと次が非常に難しいので、無理しなくてもいいと思うし、むしろ次はあえて無難な曲にしてその次で狙う、って手もありますよね。
ここまで売れてしまっては製作者側は次を考えるでしょうが、あえて出さない、と言うのもひとつの選択ですし、出すならそれなりの覚悟がいると思います。

なんにせよファンタスティポはいい曲です。